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生アガリクス抽出液を用いた実験の詳細

①ラットにおける単回経口投与毒性試験

生アガリクス抽出液の2倍濃縮液20ml/kgをラットに単回経口投与しました。その結果、急性毒性を示す所見はありませんでした(ホクト株式会社 稲冨ら、応用薬理 70,93-95,2006)。



②ラットにおける28日間反復経口投与毒性試験

生アガリクス抽出液の2倍希釈液、原液、2倍濃縮液それぞれ10ml/kgをラットに28日間反復経口投与した結果、一般状態、体重、摂餌量、尿検査、血液検査、病理学的検査において、いずれの群にも生アガリクス抽出液投与の影響は認められず、2倍濃縮液の10ml/kg/dayが無毒性量と判断されました(ホクト株式会社 稲冨ら、応用薬理 71,37-46,2006)。



③ラットにおける90日間反復経口投与毒性試験

アガリクス抽出液の2倍希釈液、原液、2倍濃縮液それぞれ10ml/kgをラットに90日間反復経口投与した結果、一般状態、体重、摂餌量、尿検査、血液検査、病理学的検査において、いずれの群にも生アガリクス抽出液投与の影響は認められず、2倍濃縮液の10ml/kg/dayが無毒性量と判断されました(ホクト株式会社 稲冨ら、応用薬理 71,51-59,2006)。



④マウスを用いた小核試験

生アガリクス抽出液の2倍希釈液、原液、2倍濃縮液それぞれ20ml/kgをマウスに2回経口投与した結果、用量依存的な異常細胞(小核を有する幼若赤血球)の出現はなく、陰性と判断されました。また、全赤血球のうち未熟な赤血球(幼若赤血球)の出現頻度を調べる検査(PCE%)では、陰性対照群と比較して被験物質投与群の未熟細胞の出現割合に変化は認められませんでした。したがって、本試験の条件下では、生アガリクス抽出液はマウス骨髄細胞の染色体に異常を誘発する可能性はなく、さらに骨髄細胞への増殖抑制作用はないと判断されました(ホクト株式会社 稲冨ら、応用薬理 71,47-50,2006)。

*小核試験とは、染色体異常誘発能の有無を検討するための試験方法です。正常な赤血球は核が完全に消失して成熟しますが、異常な赤血球では核(小核)が残るため、異常細胞の出現割合を調べることで細胞増殖に悪影響があるか判断します。また、上記試験で用いられた生アガリクス抽出液の2倍濃縮の20ml/kg/dayとは、体重60kgの人が1日に生アガリクス抽出液を2.4l飲んだのに相当します。



⑤正常高値血圧者および軽症高血圧者に対する生アガリクス抽出液の長期摂取の安全性

血圧が正常範囲だが高めの人(正常高値血圧者)および高血圧の範囲だが低めの人(軽症高血圧者)の男女(計80人、平均年齢46.1歳)を対象とし、半数が生アガリクス抽出液50mlを12週間摂取(残り40人はプラセボ〈偽薬〉として味や色を似せた飲料を摂取)した結果、生アガリクス抽出液が原因と思われる有害な現象は認められませんでした(ホクト株式会社 小林ら、薬理と治療 34,1323-1341,2006)。



⑥健常者に対する生アガリクス抽出液の過剰量摂取の安全性

健常な男女(計30人、平均年齢46.5歳)が生アガリクス抽出液50ml、およびその3倍量(150ml)をそれぞれ4週間摂取した結果、生アガリクス抽出液が原因と思われる有害な現象は認められませんでした(ホクト株式会社 榎ら、薬理と治療 34,1247-1257,2006)。



⑦正常高値血圧者に対する生アガリクス抽出液の過剰量摂取の安全性

正常高値血圧を示す男女(計25人、平均年齢41.0歳)が生アガリクス抽出液の通常の摂取量の3倍量(150ml)を4週間摂取した結果、生アガリクス抽出液が原因と思われる有害な現象は認められませんでした(ホクト株式会社 稲冨ら、薬理と治療 34,1311-1321,2006)。


(※本ページで使われている「生アガリクス抽出液」とは、乾燥アガリクスではなく、「生鮮アガリクス」から抽出したエキスを指します。)

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