HOME › 第1講 アガリクスとは何?
皆さんは「アガリクス」という名前を聞いたことがありますか?アガリクスはきのこの一種で、日本ではヒメマツタケと呼ばれています。
その昔、ブラジルのピエダーテ地方の人々は長寿で知られていました。「長生きはアガリクスのおかげ」と考えた長寿村の人々は、アガリクスを「神のきのこ」とか「太陽のきのこ」と呼び始めたそうです。
その長寿の秘密を調査したアメリカの学者が、ピエダーテ地方の人々が古くからアガリクスを常食してきたことに注目しました。
アメリカの学者の発見をきっかけに、薬用としてのアガリクスの研究が始まりました。
その希少性から最初はとても高価でしたが、1970年代から人工栽培できるようになりました。1990年代には栽培法も確立され、アガリクスの安定生産が可能になったことから、その生理的作用を調べる研究もさかんに行われるようになり、今日までにさまざまな有効成分が発見されました。
その後、アガリクスの抽出エキスや粉末が市販されるようになり、一般に流通するようになったんです。でも、アガリクスの効果は計り知れず、自然に近い状態で食べるのがいいと考えています。つまり、薬というより健康食品であると私は考えています。
健康食品やサプリメントで、がんの代替療法として使用されているものには、ビタミンAサプリメント・ビタミンCサプリメント・ビタミンEサプリメント・大豆サプリメント・ハーブ製品・サメ軟骨などいろいろあります。健康食品として、広く使用されているアガリクスもその一つです。今、これらの健康食品やサプリメントの有効性や安全性を科学的な方法で評価しようという気運が世界的に高まっています。
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