HOME › 第4講 がん患者に対するアガリクスの効果 › 緩和ケアとQOLの改善
緩和ケアとは、「緩和ケアとは、生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族のQOL(生活の質、人生の質)を、 痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな(精神的、魂の)問題を早期に見出し、的確に評価を行い、対応することにより、苦痛を予防し和らげることで向上させるアプローチである」と定義されています(WHOによる)。
つまり、緩和ケアは、末期だけではなく、がんの診断や治療開始と並行して行われるべきとしています。治療の早い時期から緩和ケアを導入することで、さまざまな辛い症状を緩和することを目的としているのです。
がんと診断されると、気持ちがひどく落ち込んだり、落ち着きを失ったり、不眠になることがあります。更に、抗がん剤や放射線治療で食欲がなくなったり、吐き気などの副作用が起こることもあります。また、痛みが強いままでは、がんの治療自体も辛いものになってしまいます。
こうした痛みや吐き気、食欲不振、孤独感、気分の落ち込みなどにもかかわらず、自分らしさや生活のスタイルを保つことがQOLの改善に繋がります。緩和ケアは、医学的な側面にだけでなく、それぞれの患者に合わせて幅広く対応することが必要です。
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